コンセント一体型モバイルバッテリーを購入するメリット・デメリット!

公開日:2023/05/15   最終更新日:2023/04/06

スマホが欠かせない存在となりつつある近年では、モバイルバッテリーも必須アイテムと化しています。モバイルバッテリーといっても、ケーブルタイプや容量、充電速度といった違いのほかに、電池式や充電式などの種類があります。そんなモバイルバッテリーのなかから今回はコンセント一体型に照準をしぼり、メリット・デメリットを紹介します。

コンセント一体型モバイルバッテリーを購入するメリット

本来の電話機能だけでなく、メールやSNS、WEBサイトの閲覧、ゲーム、動画視聴、ナビゲーションツール、アラーム、照明などスマートフォンの活躍の場は年々増えています。プライベートはもちろん、ビジネスでも欠かせないツールで、人によっては「スマホひとつあればどこでもリモートワークが可能」という方もいます。

スマホが進化するほど電力消費量も増加し、それに合わせて十分な電力供給が必要となります。モバイルバッテリーも容量増加や、内容量をライトやデジタル数字で表示するなど多機能化したり、災害時やアウトドアでも使えるようにLEDライトやソーラーパネルがついたりなど、社会の需要に応じた進化を日々遂げています。

なかでもコンセント一体型モバイルバッテリーとは、「充電器」と「モバイルバッテリー」の2つの機能を満たす製品です。コンセントに挿した状態だと充電器、コンセントから外して使用するとモバイルバッテリーの役割を果たします。コンセントに挿した状態でスマホと接続すると、モバイルバッテリーとスマホの両方を充電できるため、どちらの電力も残りわずかなときや、コンセントの空きが少ない時には重宝します。

USBポートを複数もつタイプであれば、家族のスマホを同時に充電したり、パソコンやワイヤレスイヤホンなどのアクセサリの充電にも使ったりできるため、限られたコンセントをフル活用できます。

さらに、本体にプラグがついているためコンセントに直接接続できケーブルが不要なこと、出かける際に必要だった充電器とモバイルバッテリーを1つにまとめてしまえることから、荷物を減らせるというメリットがあります。コンセント一体型の長所は、充電器としての役割を兼ねているという性質上、スマホ充電時は常にコンセントに挿しっぱなし状態になるため、モバイルバッテリーとしての充電が常に行われることです。

これまでのモバイルバッテリーだと、せっかく持っていったにもかかわらず肝心なところで残量がないうえに、充電するプラグが見つからないといったことで困ることがありません。

コンセント一体型モバイルバッテリーを購入するデメリット

では、コンセント一体型モバイルバッテリーを購入するデメリットとは、どういうものがあるのでしょうか。まず、コンセント一体型モバイルバッテリーは、通常のモバイルバッテリーと比べてコンセントが付属しているため厚みが出てしまうことが挙げられます。

近年のモバイルバッテリーは、スリムな形状ながら大容量型が人気です。ポケットに入れやすく、重量が少ないため持ち運びしやすいのが魅力となっています。しかしコンセント一体型モバイルバッテリーの場合は、コンセントと一体になっているため、一定の厚みが求められるうえに、重量もかさんでしまいます。そのためモバイルバッテリーを極限まで薄く軽くしたいという人には向いていません。

また、通常のモバイルバッテリーに比べて寿命が短い傾向があることもデメリットに挙げられます。モバイルバッテリーの内部には電力をためておくためのリチウムイオンバッテリーが搭載されています。このリチウムイオンバッテリーは熱や充電によって電極の劣化が加速します。

しかしコンセント一体型モバイルバッテリーは充電器の役割もあるため、基本的にコンセントに挿しっぱなしの状態です。そのためリチウムイオンバッテリーの劣化が進みやすく、平均的な製品寿命は2年ほどになっています。

モバイルバッテリー本体やスマホに充電していないときは、こまめにコンセントから外すようにしていれば、多少は寿命を延ばせますが、あまりにも非効率です。寿命が尽きたら性能のよい新製品に買い換えると割り切って使うことをおすすめします。

コンセント一体型モバイルバッテリーの選び方のポイント

最後に、コンセント一体型モバイルバッテリーを購入する際の選び方を紹介します。ポイントは、あらかじめ一体型モバイルバッテリーの使用目的を明確にしておくことです。

旅行に持っていく場合と、通勤・通学で利用する場合には、必要な容量が異なるうえ、負担にならない重量やサイズ感も異なります。また、仕事用に複数台スマホを持っていたり、PCの充電も想定していたりするのであれば、充電が必要な機器の数に合わせてUSBポートの数や、同時充電に対応できるような容量をもつ製品が必要です。

スマホ1回分の充電量は大体5,000mAhです。複数台または複数回充電を想定している場合は、等倍することで必要なサイズが把握しやすくなります。またPCやタブレットといった機器の同時充電をしたい場合には、大容量(2Ah以上)のタイプがおすすめです。用途に適した製品を選ぶことで、購入後にモバイルバッテリーのメリットを生かすことが可能です。

まとめ

コンセント一体型モバイルバッテリーを購入するメリットとデメリットを紹介しました。コンセント一体型モバイルバッテリーはコンセントに直接挿して、スマホとモバイルバッテリーを同時に充電できる「充電器」機能を併せ持ったハイブリッド製品です。

持ち歩く際に充電器が不要なので荷物を減らせて、モバイルバッテリーへの充電忘れを防止できるというメリットがあります。ただし、コンセントつきであるため大きさや重量が増加したり、コンセントに挿したままという使用法から寿命が早く尽きやすかったりするデメリットもあります。これらのポイントを踏まえて、慎重に検討するようにしましょう。

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