モバイルバッテリーを複数持ち歩くのは普通?
モバイルバッテリーとは充電池を内蔵する小型電源で、スマホやタブレットなどを充電するために利用されています。コンセントがない外出先で電池がなくなっても充電できるため、出張や旅行、お出かけのときでも役に立つ電子機器です。中には2台以上所持している人もいますが、今回は複数所持することについて紹介します。
複数所持は当たり前の時代になっている?
今や多くの人がスマホを利用しており、日常的に持ち歩くライフスタイルも定着し、スマホ関連のグッズも数多く販売されています。とくにカバーやケース、画面の保護フィルムなど、スマホには欠かせないアイテムが人気ですが、モバイルバッテリーもスマホ所有者の半数以上の割合で所持しているほど、今やなくてはならない存在になりつつあります。
GPSを利用したアプリを使用したときはとくに電池の減りが早くなるため、電池の残量が気になる方にはとても役立つアイテムです。仕事での利用やキャッシュレス決済、SNSなど、スマホを利用したいときに充電が切れてしまうといろいろなトラブルが発生する場合もあるでしょう。
そのため、重宝するのがモバイルバッテリーですが、所有者の中では多くの人が普段から携帯しており、複数所持している人も少なくありません。複数所持している理由としてはシーンや目的によって使い分けている人が多く、容量の大きさによって使い分けたり、充電した順番に使ったりしています。日常的に活躍しているモバイルバッテリーですが、災害時にも役立ち、台風や豪雨、地震など、毎年のように自然災害が発生している日本では、防災グッズとして事前に備えておくと安心です。
なぜ複数持ちを選ぶ人が増えているのか
それでは、なぜモバイルバッテリーを複数持っている人が増えているのでしょうか。
その理由としては、1個だけで運用する場合は、利用したいときに使えないというリスクがあるからです。モバイルバッテリー自体の電池がなくなれば充電しなければいけませんが、充電している間は使用できません。とくに容量が大きければ大きいほど電池は長く持ちますが、その分充電している時間も長くなり、使用できない時間も増えてしまいます。そんな時にモバイルバッテリーが2個以上あれば、充電と使用を交互にすることで、1個のモバイルバッテリーを充電しているときでも電池が困ることはありません。
また、普段使いだけではなく、災害時にも効果を発揮してくれるのです。基本的にモバイルバッテリーは使用しないままにしておくと少しずつ放電してしまうため充電していなければ電池がなくなってしまいます。いざというときのために、普段から交互にモバイルバッテリーを利用して、常にどちらかの電池が満タンになるように心がけておきましょう。
複数買うならどんなモバイルバッテリーを選ぶべきか
複数のモバイルバッテリーを購入する際に、一体どのようなポイントで選べばよいでしょうか。現在では、いろいろなメーカーから容量の異なるタイプのものが発売されていますが、基本的なポイントとしては実績のあるメーカーの製品の中から、外出先で持ち歩ける重さや容量のものを選ぶのがよいでしょう。
モバイルバッテリーは高電圧で、大電力のために、低価格だからといって安易に商品を選んでしまうと、バッテリーが膨張し、発火して火災事故にもつながりかねません。リコール情報の対象製品ではないか、電気用品安全法に定められた手続きなどの義務を履行した電気用品に表示されるPSEマークがついているかを確認しておきましょう。モバイルバッテリーの容量を選ぶ際の単位にmAh(ミリ・アンペア・アワー)があり、放電容量とも呼ばれ、1時間に流せる電流を表しています。
目安でいうと、5,000mAh前後であれば、スマホ1回充電できる程度のもので、近所のお出かけに最適です。10,000mAh前後ではスマホが2,3回充電でき、20,000mAhになるとスマホを6回前後充電できて、数日間使えるので旅行や出張に便利です。ただ、容量が大きいと充電時間も長くなるため、2個での交互使用がよいでしょう。
また、どんなに高いモバイルバッテリーを購入したとしても、製品本体に強い衝撃や圧力を加えてしまったり、高温の場所に放置したりしていると、発熱によってやけどをしてしまうだけでなく、他者を巻き込んだ事故にもつながるので、取り扱いには充分注意が必要です。
まとめ
外出先や停電時に、モバイル端末を充電するのに役立つのがモバイルバッテリーです。いざというときのために所持している人も多くいますが、今では複数所持している人も少なくありません。それは所持しているモバイルバッテリー自体の電池がなくなってしまう可能性もあり、充電中は使用できないからです。モバイルバッテリーを利用していなくても、放電されて電池が減ってしまうので、緊急時に備えて2個以上持っている人が多いのです。購入するバッテリーは使用する用途によって容量を考えて、使い分けできるように購入しましょう。